大手特許事務所でのブラックな日々から脱出しました。

春の気配を感じる天候が続いてますね~この前お正月だった気がするんだけど。

実は先日、鬱々と働き続けていた職場を離れました!
諸手を挙げて喜びたいところなんだけど、これまた退職で揉めまして…。
まだ全てが解決したわけではないんだけど、この4年半を客観視するためにも、記録しておこうと思います。

収入とイメージに捉われた転職が悪夢の始まり

およそ4年半前、ホリエモンの「ゼロ」を読んだわたしは奮起し、転職活動を始めました。

当時わたしは中小の翻訳会社に勤めていて、特許翻訳チームに所属していました。
会社はオープンな雰囲気で、社員の経験値に関係なくチャレンジをさせてくれる。女性も生き生き働いていて、社員どうし仲が良く、仕事終わりに飲みに行くこともしばしば。すごく良い環境でした。

ただ、給料が低かったんですよね…。本社が地方にあるせいなのか、首都圏ではかなり低めの金額。
そろそろ一人暮らしをしたいと考えていた当時のわたしにとっては、かなりのマイナス要素でした。

そんなとき、嫌いな業務の割合が増え、好きな業務の割合が減り、モチベーションも下がり始める。
そして「ゼロ」を読んだ結果、「この生活から抜け出さないと!」と思い立って転職活動を開始したのです。

こういう経緯なので、転職での第一条件は収入アップ
一刻も早く転職したいと勢いづいているわたしは、転職エージェントに紹介された大手特許事務所に飛び付きました。

収入の大幅アップはもちろん、丸の内の雰囲気に浮足立ち、ウキウキで転職を決めてしまったのです。
これから4年半も、鬱々とした日々を過ごすことになるとも知らず…。

セクハラ、パワハラ、残業奨励…まさに史上最悪の環境

この特許事務所、日本国内では出願件数トップ5に入る大手です。
創業から50年続き、クライアントも有名企業が名を連ねます。

わたしは「こういう会社なら環境も良いんだろうな♪」と当然のように思っていました。丸の内オフィスの表向きのきれいさにも騙されていました。世間知らずにも程がある(笑)
実際は、古い体質を変えようとしない、閉鎖的で居心地の悪い職場だったんです。

飲み会のネタは、セクハラ・収入自慢・悪口

まず驚いたのが、ベテラン弁理士(=おっさん)たちによるセクハラ発言が多いこと。

・忘年会で自己紹介する新人の女性所員に対し、外見について質問していた。
・飲み会にて、友達と行った旅行の話をすると、「その友達って男?彼氏じゃなくて?」と聞かれた。
・別の飲み会にて、副所長レベルの上司が「20歳を超えた娘とまだ一緒にお風呂に入っている」という話を始め、それを聞いていたベテラン女性所員に「●●さんも一緒にお風呂に入ってみたら?」と謎の振りをされた。
・さらに別の飲み会にて、既婚の男性所員に「●●さんって俺のタイプだな~結婚したいな~」と言われた。

バイト時代を含めても、職場や職場の飲み会でこういう発言を聞いたことがなかったんで、唖然としました…。入所して初めての飲み会から、毎回セクハラ発言が聞こえてくる。上司が注意するどころか、階級が上になるほど平気でセクハラ発言をしていました。
席も必ず男女交互にされるし、あまりに気持ち悪いので、会社の飲み会には一切参加しないことにしました。

セクハラ発言以外でドン引きしたのが、高収入自慢。
何の脈絡もなく、「見て見て、俺のマンションからの景色」と写真を見せられる。都内在住じゃないと話すと軽くバカにされる。え…あなたの収入とか興味ないし、どこに住もうが勝手じゃん…。

さらに入所して数日後には、ちょっと浮いている所員の悪口も聞かされました。
実際には、その浮いている人はすごく親切で、仕事もできる人だったんですけど…。


入所して半年も経たないうちに、この職場の雰囲気にイヤ~なものを感じ取ったわたし。
給料は高めなのに頻繁に人が辞めていくのも、こういう部分が原因なのでは…。

残業・休日出勤・有休未消化を“奨励”する事務所トップ

飲み会でウンザリしたわたしに追い打ちをかけたのが、朝礼での残業・休日出勤の奨励

事務所のトップである所長 が、「最近、残業や休日出勤が減っていて、士気が下がっている」とハッキリと苦言を呈していました。この時代、残業や休日出勤が減るのは良いことなのでは…?
さらに年末の締め会では、有休の残っている人が表彰されていました。

こういう体質のせいなのか、風邪を引いて咳やくしゃみがひどい人も、平気で出社してきます。しかもマスクもせず。
わたしは隣の席の人がしょっちゅう風邪を引いていたので、年がら年中菌がまき散らされている感じがして本当に不快でした。

残業しないと怒られるとか帰宅を止められるとか、さすがにそこまでのレベルではないです。
でも、「この事務所、昭和から何も変わっていないんじゃ…」という疑念がドーンと高まりました。


ちなみに、体を壊して出社が厳しくなってしまったとき、医師の診断書を提出して1週間休みをもらったことがあります(病欠はないので有休とっただけ)。その際に解雇を匂わされて、本気でウンザリしました。

総務部の人は「うちは普通だ」と言い張ってましたけど、これが普通なんですかね。

退職時の有休消化は、上司の感情的にNG

わたしと同時期に入所した人たちが数人辞めてから、わたしは上司から明らかな嫌がらせを受けるようになります。(辞めていった人たちも嫌がらせを受けていたんだろうか…)
給料の高さを理由に粘ってきたけど、もう限界だな…と感じたわたしは、今年1月半ばに退職願を提出。

直属の上司と総務部の人との面談。有休消化して3月頭に辞めるという話をしていたところ、

・年の初めに辞めるくせに、有休消化するのは非常識である
・というか、有休消化は誰に対しても認めていない
・というか、有休消化なんてどこの会社もやっていない
俺が前の会社を辞めたときは、有休消化なんて話すら出なかった
・仮に有休消化するなら、半休とかで目立たなくやれ
・退職日はけじめとして出社しろ

という、驚きのダメ出しを受けました。
もはやロジックでも何でもない、ただの感情論

「前の会社は普通に有休消化させてくれたし、転職した友達はみんな有休消化している」と反論したところ、「それはすごく珍しいね」と返されました。え、珍しくないよ!普通だよ!

何を言っても折れてくれそうにないおっさん2人。もはや話す気力のないゲンナリなわたし。
悩んだ末、退職代行の弁護士さんに電話をしました。

弁護士さんが入った途端に、スムーズに退職に応じたおっさんたち。
しかし、今日振り込まれた最後の給料には謎の減額があるので、確認が済むまで終わりではありません…ほんとウンザリ…。

転職は慎重に!(当たり前)

この特許事務所では、そこそこの給料をもらいながら経験を積むことができました。
それについては感謝です。この先の仕事はまだ決めてないけど、糧にはなると思います。

そして、働くうえで何がいちばん大事なのかを考えさせられました。
収入で自分を騙しながら勤めてきたけど、やっぱり環境が悪いのは無理ですね!そもそも労働意欲ないのに、環境悪くて続くわけがない(笑)
何よりも、誰かの感情でルールが捻じ曲げられることは、自分にとって耐えがたいことなんだとハッキリ分かりました。

入ってみないと分からないことも多いけど、次の転職では、なるべく情報を集めて慎重に決めようと思います。
新卒就活してないせいか、就職に対するノリが軽すぎるのかもなぁ…。

とりあえず、問題が全て解決して転職活動に入るまでは、ゆっくり休みます💨

コメント

  1. アバター なおすずかけ より:

    (ネット上では)初めまして。私はおそらくこの記事で紹介されている「大手特許事務所」に勤務していました。私は、上層部のやることなすことに嫌気がさして辞めました。

    大変な経験をされたようで慰めの言葉もありませんが、現在は良好な環境でお仕事されているようで良かったですね。

    ますますのご活躍を。

    • Daubentonia Daubentonia より:

      なおすずかけさん、コメントいただきありがとうございます!
      お金さえもらえればいいという人には良い環境かもしれませんが、前向きに仕事をしたい人には向いてない事務所ですよね…
      なおすずかけさんも、新しい環境でご活躍されていますように(^^)/

  2. アバター はるしげ より:

    どの事務所か察しがつきます。よくある名字の親子二代でやってるとこですよね。転職エージェントとか弁理士の間でもすごく評判悪いです。4年半もよく耐えましたね。貴殿の忍耐力に感服いたします。
    私はここの事務所出身の弁理士が経営している事務所で働いたことがありますが、給料の3倍稼げと日々プレッシャーをかけられました。外部研修に参加するとその日は無給扱いにされたり、所長はやりたい放題でした。
    新しい職場で充実した日々を送って頂きたいです。

    • Daubentonia Daubentonia より:

      はるしげさん、コメントいただきありがとうございます!
      業界でも評判悪かったんですね…この事務所を紹介してきたア●タミューゼも、今思えばかなり投げやりな対応でした。
      世間知らずで経験も浅いからと足元を見られたんでしょうか…(-_-;)
      この事務所出身の弁理士にも悪いところが引き継がれているとのこと、はるしげさんも本当に災難でしたね。
      新しい環境で充実した仕事をされていますように!(^0^)

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