エスター(Jaume Collet-Serra, 2009)

2月初めの土曜日の夜。真っ暗な部屋の中、わたしは布団に包まりながら苦い表情をしていた。この映画を見た後である。

この日はなぜか体が鉛のように重く、早々に予定を切り上げて帰宅した。熱を測ったら38.3度。考え得る限りの手を尽くした。でも、眠くはない。本を読むほど頭は働かない。横になったまま出来ること…で、映画を選んだ。

Huluの映画リストをスクロールさせながら、「おすすめホラー映画まとめ」的なサイトでこの映画がなかなかの高評価だったことを思い出した。あまりネタバレを気にしないタチなので、結末も調べてしまった。ホラー映画でネタバレってどうなの、とよく言われるが、良いホラー映画はネタバレなんて関係ないのである。

ということで、エスター。原題はOrphan、孤児だ。

良い子だと信じて引き取った孤児エスターが、なんだかおかしい。いや、絶対おかしい。やばい!やばすぎる!

という素直な展開。しかしその理由はなかなかファンキー(?)だ。予想してたよりもだいぶファンキーな娘だった。もともと根深い問題を抱えている上に、あっちの問題も解消されず、屈折に屈折を重ねてしまったんだなぁ…と苦笑いしかできなかった。

ただ、ただね。見終わってから色んなシーンを思い返すと、うわぁぁほんとはあの時こう思ってたんだぁぁ…と気付いたりして、どんどん嫌な気分になるんですよ。

あぁやっぱり人間がいちばん怖いね…と、暗闇の中で眠りに落ちたのでした。

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