普通のおっさんが超強い!!「イコライザー」感想&ネタバレ

やっぱりイコライザー2が気になる!見に行こう!ということで、その前に1をチェック。

作品情報

イコライザー(原題:The Equalizer)
制作・公開:米国、2014年
監督:Antoine Fuqua(米国、1966~)
メモ:デンゼル・ワシントンが超ステキな、「ナメてた相手が実は殺人マシンでした」映画!

あらすじ

ロバート・マッコール(Denzel Washington)は、ホームセンターで真面目に働き人望も厚い中年男。非常に几帳面で規則正しい生活を送っているが、夜は眠ることができず、深夜は近所の24時間営業のダイナーで読書をするのを日課としていた。ある夜ダイナーで、テリという名で娼婦をしている少女アリーナ(Chloe Grace Moretz)と出逢う。アリーナは、スラヴィ(David Meunier)率いるロシアンマフィアの下で強制的に働かされていたが、歌手になることを夢見ていた。ある夜アリーナは、自分を殴ってきた客を殴り返したことで、見せしめとしてひどい暴行を受けICU送りとなる。病院に向かいアリーナの友人に事情を聞いたロバートは、スラヴィがアリーナに「次は喉を切って声が出ないようにしてやる」と脅したことを知る。ロバートは悩んだ挙句、ひとりロシアンマフィアのオフィスに向かい、9800ドルでアリーナの自由を買いたいと申し出る。鼻で笑い飛ばすスラヴィ。そのときロバートは、隠し続けていた正体を明らかにした―

映画『イコライザー』予告編 2014年10月25日(土)公開

登場人物

ロバート・マッコール(デンゼル・ワシントン)
現在はボストンのホームセンターで真面目に働く人の好い男だが、その正体は元CIAエージェント。亡くなった妻との約束で、今は静かな毎日を送っている。しかし、妻が遺した本がきっかけでアリーナと出会い、彼女を救うべくスラヴィ一味を一掃したことを境に、正義に反する者への制裁を始める。

アリーナ/テリ(クロエ・グレース・モレッツ)
ロシアンマフィアの下で娼婦として働かされている少女。年齢が低いので稼ぎ頭として酷使されているが、悲惨な状況の中でも歌手を夢見ている。自分を殴ってきた客を殴り返したことで、ロバートと歩いている最中にスラヴィらに捕まり、その後ICU送りになる。

ウラジミール・プーシキン(ウラジミール・クリッチ)
ロシアンマフィアのボス。財政界にも影響力を持ち、あらゆる事業に投資し勢力を拡大している。部下のスラヴィ一味が全滅したことを受け、殺し屋をボストンに送り込む。

テディ・レンセン/ニコライ・イチェンコ(マートン・ソーカス)
プーシキンによりボストンに送り込まれた殺し屋。ロシアの特殊部隊スペツナズ出身で元KGB。頭脳明晰で戦闘能力も高く、非常に冷酷な人物で、自分に背いた者は何のためらいもなく殺す。ロバートに接近し始末しようとするが失敗が続き、プーシキンに圧力をかけられ、遂に総攻撃をもくろむ。

最強なのに、哀愁漂う普通のおっさん。ロバートに萌える!

ロバートが朝の身支度をするシーンから始まるこの映画。さぁさぁ、正体を明かすのはいつかなー♪

とワクワクしながら待っていたんだけど、しばらくはホームセンターの正社員ロバート(強迫的な几帳面男)の日常が淡々と描かれる。職場での信頼も厚く、穏やかな日々。

眠れずに向かったダイナーで、明らかにやさぐれている少女テリが登場。隅の席で本を読むロバートに興味をもち、話しかけるテリ。徐々に親しくなるが、スラヴィからテリに呼び出しがかかる。ダイナーの外にはリムジン、中にはロリコン豚野郎。涙をぬぐってダイナーを出るテリを見守るロバート。

遂に行くかロバート!!!…と期待が膨らむけど、まだ行かない。

後日のダイナー。顔にアザを作ったテリが、ロバートと同席したいという。快く受け入れるロバート。「穏やかな声が聞きたくて」と話し、本名はアリーナだと明かす。スラヴィからの電話を無視し、歌手になりたいという夢を語る。
ふたりで歩いて帰る間に、アリーナは自作のCDをロバートに渡す。そこにスラヴィが車で乗り付け、客を殴り返したことでアリーナを殴って車に押し込み、ロバートを嘲る。

行けロバート!!!!!!…と思ったけど、まだ行かない!!(笑)

結局、その後ICUに入ったアリーナを見てオフィスに乗り込み、9800ドルの申し出を断られるまで、正体を明かさないんである。焦らすよね~(笑)

ただ、そこまでの間に平然とアリーナを眺めていたわけではなく、助けるべきかどうか頭を抱えて悩みまくってはいる。「なぜそこまで粘るんだろうな~(早くスラヴィをやっつけてくれ)」と疑問に思っていたんだけど、妻との約束があったんですね~。うんうん。

スラヴィを始末した後のロバートはだいぶ吹っ切れたご様子で、水を得た魚のように悪人に制裁を加えていく。特に敵に追い詰められることもなく、とっても楽しそうにプーシキンの組織を破壊していく。マネーロンダリングが行われていた精肉工場では、場所が場所だけに少しハラハラしたけど、まさかの無血開城!脅されて働かされていただろう従業員たちにノリノリでお金を渡すロバートには、ちょっと苦笑してしまいました。奥さんとの約束って一体…(笑)

ラストのホームセンターでの決戦はまさに“ホームゲーム”ということで、商品を使って趣向を凝らした罠を披露してくれる。正直、ホームセンターの従業員の仲間たちが人質に取られたこと以外は、特に心配する要素がない。ロバートのショーを楽しく鑑賞させていただきました!という、気楽に楽しめる映画でした~。

欲を言えば、テディがもっと最凶の敵っぽさを出してくれればよかったのになーと思う。登場した直後、歯向かってきた男を狂ったように執拗に素手でボコるシーンではすごく期待したのに、そのあとは部下を動かすだけで、特に強さや狂気を感じる描写がない。クレバーなのはよく分かるんだけど、「ロバートが殺されちゃう~!」という危機感を抱かせるには不十分だった。見た目はいかにもサイコパスっぽかっただけに、もったいない!という感じ。

とはいえ、この映画の魅力はなんといってもロバートの普通のおっさん感に違いない!見た目が終始普通のおっさんのままってところが、行為の凄まじさとのギャップを生んでちょっと不安を感じるポイントでもあり、ユーモラスなポイントでもあり、わたしにとっては新しい“イコライザー”像だった。

ラストシーンのダイナー。ロバートは困っている人を助けるべく、イコライザーとしてネットで依頼を受け始めた。ちょっと良いシーンっぽいけど、ロバートみたいな普通のおっさんが普通のダイナーでそんな仕事してると思ったら、ちょっと怖い(笑)

スッキリしたエンターテイメント映画で、何の気負いもなく楽しめました!2も楽しむぞ~!

ちょっとした話

本作監督のアントワーン・フークア氏。主演のデンゼル・ワシントンとは、「トレーニング・デイ」(2001)でもコンビを組んでました。

しかもトレーニング・デイでは、デンゼル・ワシントンが珍しく悪役を演じ、アカデミー賞主演男優賞を受賞。「イコライザー」では、悪徳警官を容赦なく(楽しげに)懲らしめていたのに(笑)どれだけ悪いか気になりますね~。

Training Day – Original Theatrical Trailer

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