
読み終えたくない
そう思える本にはなかなか出会えない。そういう本に出会えたときは、えも言われぬ心地よさを感じる。
ここ数週間、本当に精神的にゴタゴタして、心身共にかなり消耗した。まぁ、30年も生きていればもうパターンは決まっていまして…いい加減何とかしなさいと自分でも思うんだけど(笑)
オトナは本心を言わないものと分かっていながら、やっぱり本心を教えてほしくなっちゃう。理由は分からないけど、正直であることは私の中でかなり重要なんです。
ずーっと北野武の話を聞いていたいなぁと思うのは、なぜか、彼は正直に話していると信じられるから。
本だから、格好つけてあることないこと勝手に書けることは分かる。芸能人なんてそもそも虚構の中で生きてるわけだし、たけしほどの大物なら言えないことも死ぬほどあるだろう。
それでも、この人はできるだけ正直に生きているだろうって安心感がある。実際に会ったことも話したことも勿論ないのに、何だこの確信は…!(笑)
正直であることは、相手のカードが何なのかに関係なく、自分のカードを晒すことだ。物凄く勇気がいることだけど、勝手といえば勝手かもしれない。
たけしは、自分のカードを晒したままそこに佇んでいるからカッコイイ。私は、私の見せたんだからそっちのも見せてよ、と言ってしまうところがダサすぎる(笑)
いやはや、本気のオトナってのは存在するだけでカッコイイんだよなぁ。
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