もものかんづめ(さくらももこ、1991)

まさしく、伝説のエッセイ集!

わたしには10歳上の姉がいて「りぼん」を買っていたので、物心ついたときにはすでにさくらももこは身近にあった。

アニメのちびまるこちゃんも嫌いじゃないけど、さくらももこが描いた話とアニメ用に他人が作った話だと、面白さが全く違うんである。でも、幼いわたしはその違いが何から来るのかよく分からなかった。

そして、時が過ぎて登場したコジコジ。言わずと知れた、超絶かわいい奇天烈謎生命体である。少しばかり成長していたわたしは、コジコジを読んですぐさま、さくらももこの天才的な才能がどこにあるのかハッキリ理解した。

言葉選びのセンスだ…!

そして、その才能はこのエッセイ集で炸裂している。目次を見ただけでうかがい知れるところがすごい。

油断していたわたしは、「メルヘン翁」を丸の内のカフェで読んでしまった。洒落乙なOLたちが跋扈するカフェの隅っこで、わたしはブっとコーヒーを吹き出しそうになった。人前で読むのはとっても危険な本である。

気分が良くないときにパッと読めるように持ち歩きたい。派手さはないけど、それくらいの威力がある名著である。

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