みうらじゅんのゆるゆる映画劇場(みうらじゅん、2015)

みうらじゅん氏の登場でございます。

突然どうした、と思うでしょう。何を隠そう、わたしはみうらじゅん氏のファンです。
1、2年前、NHK BSプレミアムの「笑う洋楽展」という番組をたまたま見まして。何とも言えずシュールな洋楽ビデオを見ながら、共演の安齋肇氏と楽しそうにおしゃべりをするみうら氏。

あぁ、なんてユルくて面白いおじさんなんだろう…

と、すぐにファンになってしまいました。テレビでみうら氏を見かけると、「あ!みうらじゅん!」と満面の笑みがこぼれるぐらい好きです。

ユルいおじさんといえば高田純次氏もいますね。いいですよね~テキトーな感じ。

世の中、サラリーマン生活で頭が凝り固まって鬱々としているおじさんが多いじゃないですか。見ているこっちまで暗い気持ちになる(ヒドイ)。
そういう中で、自分の好きなことを発信しながらお金を稼いでるおじさんは楽しそうで、こちらも肩の力が抜ける。熟成したユルさというのは、人を幸せにします。

さて、この本は、雑誌「映画秘宝」の1996~2009年の連載のほとんどを1冊にまとめたものです。

「他人の評価を鵜呑みせず、己れも捨ててただ映画に没頭する」「映画にジャンルは問わない」(本書まえがきより引用)というみうら氏。
特撮もの、エロもの、青春もの、涙もの、などなど、あらゆるジャンルの映画が取り上げられています。もはや「映画好き」の域を超えている…

大槻ケンヂ氏の映画本も好きだし、この本もすごく面白かった。

というのも、映画や本についての文章って、その人の考え方とか趣味嗜好とか、そのときの精神状態とか、果てはその時代背景まで、かなり反映すると思うんですよね。というと、このブログもめちゃくちゃ恥ずかしいんだけども。
この本で言えば、特撮ものに対する熱意を読んで、現代の男の子はそんなに特撮ものに興味あるんだろうかと考えてみたり。頻繁に出てくる童貞エピソードを読んで、やっぱり男の子にとってそこは重大な問題なんだなぁとしみじみしてみたり(なぜ)。

そして、エッセー本の最重要ポイントといえる「文章自体の面白さ」ですが、華麗にクリアされています。やっぱり面白いなーテレビであれだけ面白いもんね。ということで、みうらじゅん氏サイコー!と大満足の本でした。

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