元日本一ニートphaさんの『しないことリスト』レビュー

実はまだ転職に本気を出せずにウダウダしている。

7月から本格的に活動開始。自己分析を進めるうち、会社員になりたいなんて微塵も思ってないことに気付いてしまった。
たった数社、志望動機やら自己PRやら面接で嘘をつきまくって愛想を良くしていたら、すっかりゲッソリゲンナリ。ちょっと休もう…と思ったら8月が終わっていた。正味7月の半分しか頑張ってない。社会不適応にも程がある~るるる~。

辞めてから半年が過ぎたし、現実的にどうするかそろそろ決めないとなぁ。と本屋さんをブラブラしていたら(いや転職活動しろ)、何ともゆるそうな本を発見。
phaさんといえばミニマリスト界でも有名な元ニート。転職情報でゴリゴリに凝り固まったわたしの脳を柔らかくするヒントがあるかも…と読んでみました。

うん、ちょっと気が楽になった!

著者概要

pha(ふぁ)

1978年大阪府生まれ。ブロガー、作家。シェアハウス「ギークハウスプロジェクト」発起人。
京都大学卒業後、国立大学職員として働く。仕事でタイ・バンコクに移住したことをきっかけに独学でプログラミングを始める。退職後帰国し、シェアハウスを始める。現在は仕事と収入が増えたことから、ニートと名乗ることをやめている。

作品概要

しないことリスト

発行:大和書房、2018年(2015年発行の同名作の文庫版)
ジャンル:人文・思想
メモ:「だるい」が口癖のダウナー系著者が快適に生きるための“Not-To-Do”リスト

第1章 環境をスッキリさせる 所有しないリスト
第2章 行動をラクにする 努力しないリスト
第3章 意識をラクにする 自分のせいにしないリスト
第4章 人生をラクにする 期待しないリスト

無理しなくていい、休んでもいい。「しなきゃいけない」が消えていく優しい一冊。

著者のphaさん。“元日本一のニート”とは言うものの、出身大学は京都大学だし、経歴を見ると「そもそもめちゃくちゃ有能じゃん」と距離を感じざるを得ない(笑)

しかし彼の記事やブログを覗いてみると、内向的で人付き合いが苦手なんだというのがすぐ分かる。エネルギーレベルが低くて、頑張るとすぐに疲れてしまう。うん、分かるなぁ。
世の中にはいつも元気いっぱいで動き回っている人もいるけど、周囲からの刺激に対していちいち過敏になって疲弊してしまう人もいるんですよ。

そんなか弱い存在にも、世間は 膨大な数の「~しなくてはならない」を押し付けてくる。
学校に行かないといけない。勉強しないといけない。運動もできないといけない。絵も描けないといけないし、音楽もできないといけない。同級生と仲良くしないといけない。先生に気に入られないといけない。身なりを整えないといけない。貯金しないといけない。本音と建て前をうまく使わないといけない。将来のことをしっかり考えないといけない。老後のことも考えないといけない。親の介護も考えないといけない。いけない、いけない、いけない…

エネルギッシュでうまくこなせる人は特に疑問を抱かないかもしれない。が、すぐに疲れてしまう人種には完全に無理ゲー。真面目ゆえに全部こなそうと頑張り過ぎた人が鬱になり、最悪の場合は死を選んでしまうんでしょう。
生き抜くにはどうにかしてサボらなければ!!ということで、だるさを抱えながらもぬるりと生き抜いている先輩phaさんが、親切にも「やらなくても大丈夫なこと」をまとめてくれました。

全36項目のうち、どれがいちばんグッときた?

第3章のLIST26「感情を殺さない」ですかね~。
すごく気分が落ちたときに、仰向けに寝て足をバタバタさせたりしながら「うお~!もうダメだ!」と声に出してみる、という“俺はもうダメだ”儀式の話が出てきます。

これは読んでいてちょっと笑っちゃったんだけど、やってみたらかなり良かった(笑)
「やだ!」「できない!」「もう無理!」って大人になると外に出せないから、心に澱のように溜まってるんですよね。それをバタバタしながら思いのまま吐き出す…気持ちいですよ!

第1章から第4章まで、徐々に哲学的になっていきます。
第4章の「何かのためにしない」は、常に自分磨きをしなくてはいけないという押し付けに対抗する考え方。「最後まで我慢しない」は、「始めたら最後まで責任をもたないといけない」という苦しい思い込みを軽くしてくれるでしょう。

自分でも気付かないまま抱えている“To-Do”が見つかりそうだね。

そうそう。わたしは校則とか破りがちだったし親の言うことも聞かない子どもだったから、「~しなければ」からは結構自由だと思っていたんですけどね。
逆に、「社会不適合者ならば自由を手にしなければ負け」という思い込みに囚われていることに気付きました。世間って本当に抜け目なく「~しなくては」を張り巡らせているんだとビックリしますね。

恐怖モチベーションを煽るのは、そこで得をする人間がいるから。
膨大に存在する無駄な情報に惑わされないためにも、自分ができること・できないこと、やりたいこと・やりたくないことを見極めるのが大事ですね。

まとめ

真面目すぎて苦しい人はぜひ読んでみましょう!
そして “俺はもうダメだ”儀式をやって自分を解放してみましょう(笑)

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