「投資家が『お金』よりも大切にしていること」とは?

何ヶ月か前に買って放置していた本をやっと読んだ。
読み始めたら1時間ちょっとで一気読み。そして、転職決める前に読んでよかった!と著者に大感謝です。

著者概要

藤野 英人(ふじの ひでと)
1966年富山県生まれ。早稲田大学卒業後、野村證券、JPモルガン、ゴールドマン・サックス系の資産運用会社を経て、2003年にレオス・キャピタルワークスを創業。取締役・最高運用責任者(CIO)として、成長する日本株に投資する「ひふみ投信」を運用し、高パフォーマンスを上げ続けている。「お金」や「投資」を通して、株式会社や日本社会、世界経済のあるべき姿を模索し続けている。次世代への投資のため、明治大学商学部の講師も長年務める

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作品情報

投資家が『お金』よりも大切にしていること

発行:講談社、2013年
ジャンル:ビジネス書

人生でいちばん大切なカネの話をしよう
本書は、私が投資家として20年以上かけて考えてきた「お金の本質とは何か」の結論を一冊に凝縮したものです。特に、これからの日本を担う10代、20代に読んでもらいたい。なぜならお金について考えることは、自らの「働き方」や「生き方」を真剣に考えることと同義だから。若いうちにお金の見方が変われば、自分の人生や社会に対する見方も大きく、良い方向へと変わっていくでしょう。理想論を言っているのではありません。お金の本質を全く考えずに良い人生を歩んでいくのは、現実的に不可能なのです。カネの話は汚い、金儲け=悪だと思っている人は、世の中について何も知らないことを、自らさらけ出しているのかもしれませんよ。

本書の表紙袖より引用

第1章 日本人は、お金が大好きで、ハゲタカで、不真面目
第2章 日本をダメにする「清貧の思想」
第3章 人は、ただ生きているだけで価値がある
第4章 世の中に「虚業」なんてひとつもない
第5章 あなたは、自分の人生をかけて社会に投資している、ひとりの「投資家」だ

お金について真面目になることは、社会について真面目になることである。

転職をどうするか悩んでいるこのタイミングで読めて、本当によかった。
何を不安に思っていたのか、前の職場の何が耐えられなかったのか、スッキリしました。

ドケチになるか、バットマンになるか

第1章で、日本人がいかにドケチであるかということが明らかにされます。

たしかに、ハリウッドの超セレブは何人も養子をとったり、環境保護のために山を保有したり、色んなチャリティに参加したりしている。Facebookのマーク・ザッカーバーグは、凡人には想像もできない金額を寄付している。Microsoftのビル・ゲイツも、未来のためにあらゆる植物の種子を保存する施設を作ったりしている(スケールがめちゃでかい)。
かたや日本。震災のときには台湾を始め多くの地域から寄付がありましたが、台湾で地震があったときに寄付をした人はどれくらいいたんでしょうか。

もちろんわたしも、せいぜい月に数百~数千円の寄付をしているだけ。ケチという言葉が胸に突き刺さりました…うぅぅ…。

衝撃の第1章から最後まで読み終えたときにハッキリしたのは、お金は本来何のためにあるのかということでした。

年金がなくなるからお金を貯めろとか、損をしない投資だとか、とにかく自分のためのお金という考え方が蔓延している。でもお金って、本来は信頼を形にしたもの。「あなたを信頼していますよ」っていう証だから、本来は他人、ひいては社会に渡すものなんですよね。
反対に自分で貯め込んでる人は、自分のことしか信じてないって言っているのと同じ。そういう人が増えていくと、どんどん社会は疑心暗鬼になっていくんだと、恐ろしい未来が見えました。

信頼している人にお金を渡す。そしたら返ってこないかもしれないし、少なくなって返ってくるかもしれないし、同じ額で返ってくるかもしれないし、倍になって返ってくるかもしれない。
それが投資のみならず、お金の遣い方の基本でもあるんだなぁとストンと落ちてきました。

「真面目」という判断基準

では何をもって信頼するのか?
かの有名なひふみ投信の創始者である藤野氏は、何をもって投資先を決めているのか?

藤野氏は、ひふみ投信と似たタイプの投信として、 新井和宏氏によって創設された鎌倉投信の話をしています。わたしもお金の勉強をしようと思い立った約4年前、この2つの投信の存在を知りました。(新井氏の著作についての過去記事はこちら。)

両者に共通しているのは、「真面目」な会社に投資をしているということ。
モニター上の数字だけ見て冷徹にお金を動かすのが投資だと思っていたわたしには、とても大きな、そしてとってもステキなショックでした。

藤野氏のいう真面目とは、社員全員が毎日遅刻せずに出社しているとか全くサボらないとか顧客の言うことを何でも聞くとか、そういう“優等生”の話ではありません。

真面目とは、本気であり、真剣であり、誠実であること。
そして、「本質とは何か」ということを、しっかり考えること

第1章より引用

つまり、何のためにこの会社があるのか、どうすれば価値あるサービスを提供できるのかを考え抜いているということ。会社の役割や存在意義を真剣に考えているということです。

これだ…!!!

前の職場に抱いていたモヤモヤは、真面目さ誠実さが感じられないことだったんだー!
と、本当にもうとってもとってもスッキリしました。そして転職についての不安は、「また不真面目な会社だったらどうしよう」というものだったんですね。

第5章で藤野氏は、お金だけでなく、情熱や時間や労力の投資についても触れています。
どうせ仕事をするなら、時間や情熱を注ぐなら、真面目な会社がいい。そして稼いだお金で社会に貢献できたら、すごく良いスパイラルになる。
転職するにあたって、いちばん大事な判断基準を教えてもらって、本当に感謝です。

まとめ

株式投資の話だけかと思ったら、投資だけでなく消費、仕事、そして社会貢献にまで発展しました。
「良いお金の遣い方は社会貢献になる」ということを忘れずに、これからも“投資”していきます!

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