恋愛が怖くなる!町山智浩「トラウマ恋愛映画入門」内容&感想

生活のリズムを取り戻すのには、読書の時間を決めるのがいちばんかもしれない。
ということで、町山さん2冊目です♪

著者概要

町山智浩(東京都、1962.7.5~)
映画評論家、在米ジャーナリスト、コラムニスト。早稲田大学法学部卒業。宝島社で「宝島」「別冊宝島」などの編集を経て、洋泉社に出向、’97年に「映画秘宝」を創刊する。その後アメリカに移住。
<主な著書>
「キャプテン・アメリカはなぜ死んだか 超大国の悪夢と夢」(2008、太田出版)、「新版 底抜け合衆国~アメリカが最もバカだった4年間」(2009、洋泉社)など。

・ すんごい映画オタクの少年がそのまま大きくなりましたって感じの人
・少ない情報から何の映画か言い当てることができるほど、膨大な数の映画を観ている
・時代背景や映画同士のつながりまで教えてくれる

町山智浩の映画塾
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作品情報

トラウマ恋愛映画入門
発行:集英社、2013年(2016年に集英社文庫より文庫化)

激しい恋や辛い恋。トリュフォーもキューブリックもフェリーニも恋と愛に翻弄される人々を撮った!? 観る者の心に爪あとを残す恋愛映画を取り上げて、著者独自の視点で徹底解説。

オクテのオタク男はサセ子の過去を許せるか?『チェイシング・エイミー』(’97)
ウディ・アレンは自分を愛しすぎて愛を失った『アニー・ホール』(’77)
忘却装置で辛い恋を忘れたら幸福か?『エターナル・サンシャイン』(’04)
愛を隠して世界を救いそこなった執事『日の名残り』(’93)
女たらしは愛を知らない点で童貞と同じである『アルフィー』(’66)
恋するグレアム・グリーンは神をも畏れぬ『ことの終わり』(’99)
ヒッチコックはなぜ金髪美女を殺すのか?『めまい』(’58)
愛は本当に美醜を超えるか?『パッション・ダモーレ』(’80)
嫉妬は恋から生まれ、愛を殺す『ジェラシー』(’80)
トリュフォーも恋愛のアマチュアだった『隣の女』(’81)
不倫とは過ぎ去る青春にしがみつくことである『リトル・チルドレン』(’06)
セックスとは二人以外の世界を忘れることである『ラストタンゴ・イン・パリ』(’72)
完璧な恋人は、NOと言わない男である『愛のコリーダ』(’76)
愛は勝ってはいけない諜報戦である『ラスト、コーション』(’07)
幸福とは現実から目をそらし続けることである『幸福(しあわせ)』(’65)
最大のホラーは男と女の間にある『赤い影』(’73)
キューブリック最期の言葉はFUCKである『アイズ ワイド シャット』(’99)
結婚は愛のゴールでなく始まりである『ブルーバレンタイン』(’10)
恋におちるのはいつも不意打ちである『逢びき』(’45)
フェリーニのジュリエッタ三部作は夫婦漫才である『』(’54)
認知症の妻に捧げる不実な夫の自己犠牲『アウェイ・フロム・ハー 君を想う』(’06)
苦痛のない愛はないが愛のない人生は無である『永遠の愛に生きて』 (’93)

恋愛の謎が深まる濃い~恋愛映画の数々に圧倒される一冊

先に断っておくと、わたしは恋愛映画が苦手です。

ごくごく個人的な話なのにものすごく強い感情が発せられるから、観ていてどうしていいか分からなくなっちゃうんですよね(笑)
さらに海外の作品となると感覚がちがいすぎて、どういう気持ちで見ればいいのか全然分からない。日本の恋愛映画は「好きな人が死んだら悲しいよね」のお涙頂戴ばっかりで、そもそも見る気にならないし。
という感じでわたし、恋愛映画の楽しみ方、本当に全く分からない!という初心者です。

こういう理由で恋愛映画を避けまくっていたんですが、宇多丸さんの「レボリューショナリー・ロード」評を聴いて「これは面白そう」と思い、思い切って観てみました。
これは夫婦の物語ですが、今まで観たことのないドロドロの人間ドラマ。愛だの恋だのも煮詰めるとこんなホラーになるんだなぁと感動しましたね~。

で今回の「トラウマ恋愛映画入門」は、レボリューショナリー・ロードを上回るほどアクの強い作品をたくさん取り上げています
恋愛というか、人間のエゴと性欲をぐりっとえぐり出すきっつい映画ばかりでした!これを読んで「恋愛した~い♡」と乙女モードに入ることは絶対にない(笑)。

個人的には「アルフィー」「パッション・ダモーレ」「愛のコリーダ」が強烈だと思いました。「愛のコリーダ」は、かの有名な阿部定事件を元にした作品です。ひえぇぇ。
現代に比べて暇つぶしの方法が少ないせいか、恋愛や性の濃さが尋常じゃない。死んだり殺したりするほどに他人に執着するって、何なんだろう…主人公たちとわたしを足して二で割ったらちょうどいいんじゃないかと思う(笑)

現代に近くなるほど、恋愛と自己実現の葛藤がテーマになることが増えてくるのも興味深い。
他人を愛することと自分を愛すること、うまく両立するにはどうしたらいいんでしょうか。

まとめ

この本を読んで恋愛マスターになれる!ってことは全然ありません。
むしろ、恋愛っていったい何なんだろう…と謎が深まるばかりでした。“トラウマ”恋愛映画ですから…。

これが入門ってことは、上級になるとどうなっちゃうんでしょう。ぜひ続編を!!

トラウマ恋愛映画入門 (集英社文庫)
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