Thomas Harris 「羊たちの沈黙」

「凶悪」の解説の中でTruman Capoteの「冷血」の話が出たので、この前気になって買いに行った。そのすぐ近くの棚に、これまたこの前映画を見直してから気になっていたこの作品が置いてあった。結局どっちも買ってしまった。本屋さんもうまいこと配置するよねぇ…。

Thomas Harrisは1940年テネシー州生まれの作家。1988年に発表された「羊たちの沈黙」は、「レッド・ドラゴン」(1981)に続くレクターシリーズ2作目だった。あぁ、レッド・ドラゴンから読めばよかった!

とりあえず、翻訳に慣れるのに時間がかかった。2012年の新訳とはちょっと信じがたい。どうしてこんなに読み心地悪いんだろう…と思ったら、この翻訳した人、今年で72歳だった。あぁそれじゃあね…23歳のクラリスの言葉遣いが不自然でもちょっと我慢しようか…とはなるけど、若い翻訳者いなかったのかな…。ということで、「やっぱりThomas Harrisの英語で読もう」と決意する良いきっかけになった(笑)

翻訳は置いといて、筋書きは映画のとおり。今回初めて原作を読んで、細かい部分に変更は加えられているものの、原作をうまくまとめた映画だったんだなぁと改めて感心した。

もちろん映画よりも原作の方が人物描写が細かい。Thomas Harrisは登場人物に素直に思いを語らせる作家らしく、映画ではあまり感情を露わにしないクラリスやクロフォードの性格がよく伝わってきて面白かった。レクターに関しては、もうホプキンスしか頭に浮かばないので何とも言えない!

Thomas Harrisの雰囲気もつかめたし、他の3作も早く読もうと思う。

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